Ⅰ. 事前準備

回収作業は、基本1日1か所としつつ、可能なところは、1日2か所回収も勘案してお客様と日程の調整を行いスケジュールを作成しました。
結果夏休み中の3週間のうち、のべ9日間で作業を実施することになり、引取業者にチャーター便を手配しました。

Ⅱ. 対象機器の搬出作業

作業中にオフィスの壁を傷付けないよう、エレベーターと搬出経路の床に養生を施しました。
作業は教室ごとに実施し、始めに作業管理者含む2名で機器台数及び型番を数え、全ての機器に差異が無いことを確認してから搬出作業を開始しました。
実際に台数や型番に差異が生じた際には都度学校側担当者に確認し、現状有姿での回収と致しました。
デスクトップ及び液晶ディスプレイの離線作業をする班と、教室内部で専用段ボールに機器をまとめて搬出しトラックに積み込む班の2班体制で作業を行いました。
タイヤついている重量物はそのまま移動し、ついていない重量物は複数人で運び出しました。
エレベーターの使用出来ない場所にも引取対象品があったため、2人1組での階段下ろしにて対応しました。階段下ろしにあたり、引取対象品を持つ2人の他に1人がバランスが崩れたり部品の落下が無いか確認しながら下ろしました。
引取対象機器が各教室に点在していたため、1室ずつ確実に引取りを完了させ次の作業にあたりました。
上記一連の作業は、1か所あたり4名～6名（現場管理者1名含）、3時間程度で行いました。

Ⅲ. 弊社センターへ搬送

引取対象品の中には60kg程度のプリンタもあるため、パワーゲート付きの4tトラックを使用。
トラックへの積み込みが終われば、お客様より作業内容をご確認いただいた上で弊社センターへ搬送します。なお、物量が少ない学校に関しては、自社便であるハイエースで引取りに伺いました。

Ⅳ. データ消去

当社センターに着荷した荷物は、データ消去(専用ソフトによるnull1回書き)を行い、外観や機能面も
検査します。なお、消去ソフトが起動しないものは、HDDやSSDを抜き取り、専用破壊機にて個別に破壊し写真を撮影します。
最後に、入力部門が作業の記録、消去ログ、破壊写真を確認し営業への報告内容をまとめます。
各部門責任者が工程ごとの作業結果を多重チェックしており、何か不具合があれば随時修正しました。

Ⅴ. 『データ消去証明書』の発行と買取り

データ消去や外観、機能面の検査結果を担当営業が取りまとめ『データ消去証明書』をお送りしました。

デジタルリユースでは、IT機器のデータ消去サービスをワンストップで提供しております。
高度なデータ消去技術に精通するだけでなく、作業完了後はどの機器に対してどのような処理を行ったかなど、細かな情報を網羅した『データ消去証明書』を発行いたします。
お客様の要望に基づいたスケジュールの作成など、引取りに関する面倒な段取りは全て当社がサポートいたします。
引取作業に関して、相談したい事がございましたらお気軽にご連絡ください。